会長挨拶

日本応用糖質科学会2021年度大会開催にあたって
日本応用糖質科学会
会長 井ノ内 直良
福山大学 生命工学部 教授

 日本応用糖質科学会は,澱粉を始めとする各種糖質科学および関連する酵素科学の進歩を図り,科学,技術および関連産業の発展に寄与することを目的に,1952年澱粉工業学会として設立されました.その後,1972年に日本澱粉学会,1993年には日本応用糖質科学会と改称し,現在に至っております.発足当時から,企業,大学および公的研究機関の幅広い研究者,技術者との密接な協力のもとに,基礎だけでなく実用面から学術的な研究活動を続けています.その中でも,年次大会は学会事業の中核をなすもので,ほぼ毎年,100題を超える研究発表があり,活発な質疑応答がなされております.また,学会の活性化と人材育成,さらには研究の進展を促す目的の若手研究者によるポスター発表は,その約半数にあたります.
 今年は北海道支部担当で北海道大学の森春英先生を実行委員長として9月1日~2日の2日間,JR札幌駅から徒歩8分の共済ホールで第70回大会を開催致します.しかしながら,新型コロナウイルス感染の収束がまだ見えない状況であり,このような社会情勢を鑑み,今回の大会は現地とオンラインのハイブリッド方式で実施致します.日本社会における緊急事態のもとでの判断ですので,状況をご理解いただき,ご了承いただければ幸いです.
 大会参加登録,発表の申込みなどの詳細は,本HP並びに日本応用糖質科学会誌「応用糖質科学」の会告などをご覧ください.今後とも本学会へのご支援を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます.

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